開成町総合型スポーツクラブ理念

5 開成町民が主体となって運営する、誰もがスポーツによって健康増進と地域交流を図ることができる総合型地域スポーツクラブを目指します。  町内の施設や地域の環境を有効に活用し、「誰でも」「いつでも」「世代間の交流を」「好きなレベルで」参加できるスポーツ教室を開催することで、スポーツを通じた開成町の交流の輪を広げます。

開成町総合型地域スポーツクラブとは・・・

p1総合型地域スポーツクラブ(総合型クラブ)とは、日本における生涯スポーツ社会の実現を掲げて、1995年より文部科学省が実施しているスポーツ振興施策の1つで、一般的に「地域の人々に年齢、 興味関心、技術技能レベル等に応じた様々なスポーツ機会を提供する、『多種目』『多世代』『多志向』のスポーツクラブ」(「スポーツ基本計画」平成24年3月文部科学省策定)のことをいいます。

総合型地域スポーツクラブ(総合型クラブ)は、生涯にわたってスポーツに親しめる環境を全国の身近な地域に整えるとともに、「住民主体」によって地域スポーツの推進を図ろうとする、地域密着型のスポーツクラブであり、これまでの「学校体育」と「企業スポーツ」を中心に発展してきた我が国のスポーツ環境を大きく転換させるものです。
その運営は、地域住民の主体的な参画を通じて行われることを志向しているため、地域住民の連携・協働を促し、公正で福祉豊かな地域社会を構築する上でも重要な意義を有します。 明治期以降、日本のスポーツは学校体育と企業スポーツを中心に発展してきました。このため、地域のスポーツクラブを中心にスポーツ活動が行われているヨーロッパ諸国とは異なり、学校を卒業するとスポーツに親しむ機会が減少をする傾向にあるともいえます。

確かに、公共スポーツ施設等を拠点とした地域スポーツクラブや民間が運営をする商業スポーツクラブも存在しますが、これらクラブは性別や年齢(年代)、種目が限定的である場合が多く、何かしらのスポーツを行いたいと思い立った地域住民にとってはその敷居は決して低くはないようです。

これらの状況を改善し、各自がより豊かな生涯スポーツライフを構築するためにも、今まさに新しいスポーツの枠組みが必要とされています。

そこで、地域住民にとっての身近なスポーツ活動の場となることはもとより、子どもから大人まで誰もが参加できる地域住民の交流の場として、またスポーツ活動を通した家族のふれあいや世代間交流による青少年の健全育成、更には地域教育力の再生などにも大きな役割を果たすものとして期待されているのが、総合型地域スポーツクラブなのです。総合型地域スポーツクラブとは地域住民による主体的な運営により、身近な生活圏である中学校区程度の地域において学校体育施設や公共スポーツ施設を活動拠点に、子どもから高齢者まで、様々なスポーツを愛好する人々が参加することのできる新しいタイプのスポーツクラブであり、

  ①複数の種目が用意されている。
  ②子どもから高齢者まで、初心者からトップレベルの競技者まで、地域の誰もが年齢、 興味、関心、技術・技能レベルに応じて、
いつまでも活動できる。
  ③活動の拠点となるスポーツ施設及びクラブハウスがあり、定期的・継続的な スポーツ活動を行うことができる。
  ④質の高い指導者の下、個々のスポーツニーズに応じたスポーツ指導が行われる。
  ⑤以上のようなことについて、地域住民が主体的(事業展開資金も含め)に運営する。

などの特徴を有しています。

p4総合型地域スポーツクラブは、地域住民が日常的にスポーツを行うことができる場として、誰もが、いつでも、どこでも、いつまでもスポーツに親しむことのできる豊かな生涯スポーツ社会を享受できる一つの有効な手段であるといえます。総合型地域スポーツクラブの具体的な効果としては

  ①地域におけるスポーツ振興
  ②地域住民の健康の保持増進、体力の向上
  ③家族のふれあいや世代間交流による青少年の健全育成
  ④子どもたちの放課後、学校週5日制の受け皿
  ⑤人間関係の再構築(地域教育力の再生)

などがあげられています。