「総合型地域スポーツクラブ」とは何ですか?
総合型地域スポーツクラブとは、地域に住んでいるみなさんが主体となって運営するスポーツクラブのことです。ひとつの種目だけでなく、たくさんの種目が用意されていて、子どもから高齢者まで、初心者からトップレベルの競技者まで地域に住むみなさんが集い、それぞれの年齢・興味・関心・技術レベルに応じて活動できるのが特徴です。
最近は単一種目多世代のクラブも増えてきたりとその地域の実情に合わせた運営形態が増えております。
どこで活動しているのですか?
開成町の総合型地域スポーツクラブの主な活動場所は、開成水辺スポーツ公園、小中学校のグラウンドや体育館、地域コミュニティセンターとなっております。アイデア次第ではその域を超え町のいたるところでクラブ活動が行われる可能性があります。28年6月現在、当面スポーツクラブの事務を執ったり会員の交流や情報交換の場所は開成水辺スポーツ公園の管理等が中心となります。
スポーツを教えてくれるのは誰ですか?
現在行われている各教室の総合型地域スポーツクラブでコーチを務めるのは、地域の方が中心となっております。また
、開成水辺スポーツ公園の指定管理者のベルマーレのコーチもプログラムに講師として協力しています。クラブに協力したい、という方が開成町内外で増えており、コーチや運営の事務方、大学生から70歳まで幅広い方の支えによって活動しています。
スポーツが得意な人しか入れませんか?
実際にスポーツを楽しんだり、指導したりすることもスポーツクラブへの参加のひとつですが、スポーツクラブの運営を支えたり、イベントの準備を手伝うことも違った参加の方法です。また今まで知らなかったスポーツに挑戦できたり、知るきっかけづくりをするのもクラブの役割だと考えます。
総合型地域スポーツクラブを育成しているのは、ほかにありますか?
総合型地域スポーツクラブ育成の取り組みは、全国的に進められています。
文部科学省が平成24年に実施した「総合型地域スポーツクラブ育成状況調査」では、平成24年7月現在、全国では1,362の市区町村(1,742市区町村中)においてクラブが育成(創設及び創設準備)されているとの調査結果が出ています。
開成町では運営委員会が、平成28年度は3カ月に1度のペースで予定されており、運営委員会以外でも様々な場所で、クラブライフを充実させるために関係者が話し合い、動き出しています。
なぜ総合型地域スポーツクラブが注目されているのですか?
総合型地域スポーツクラブが注目されている理由に「だれでも・いつでも・どこでも・いつまでも」スポーツに親しむことができる『生涯スポーツ社会の実現』があります。スポーツによる健康な心身の獲得、地域でのコミュニティの再構築、こどもの社会性の獲得、観光資源としての役割、スポーツには様々な可能性が秘められており、日本でも欧米に遅れながらもその可能性を引き出す切り口として総合型スポーツクラブに注目が集まったようです。
この動きも一段落して、しばらくは2020年の東京オリンピックに向けて、日本のスポーツ予算はタレント発掘・育成や、施設整備等に重点的に振り分けられていくことが想定されています。我々開成町総合型スポーツクラブは一時のトレンドに流されることなく、自分達が考えるゴールを目指して、地道に活動を推進していきたいと考えております。